ゲームのルール

このプログラムでは、様々なタイプに分類された映画作品の抜粋群が事前に提示されています(子供たちの年齢に従って最適な作品は変わるでしょう)。実習とフィルム・エッセイを行う際の参考にしてください。抜粋映像はネット上にアップロードされています。

実習では、普段授業が行われている学校などの施設の外にある場所を子供たちが選ぶようにしてください。子供たちを学校の外に連れ出すことができない場合は、普段の学校生活で子供たちがあまり出入りしていない場所を選ぶよう促してください(教室やレクリエーションルームなど子供たちがよく行く場所は避けましょう)

実習

実習1は全員の子供が行うようにしてください。三つの実習それぞれに全員が取り組む余裕がない場合は、実習2と実習3をグループで分担して行っていただいても構いません。

1 / 一人もしくは二人で行う実習(学校の授業時間外で行うのが望ましいです)

自分の大切な場所を写真と動画で撮影する。

写真は3枚か4枚。動画は1カットから4カットまで。最大2分。

その場所にいることで呼び起こされる感覚に重点を置いて行ってください。フィクションの登場人物は入れないようにしてください。

2 / 少人数のグループでの実習

一つの場所に入っていく過程を撮影する。場所の外と内という境目を超える瞬間とその境目に至るまでの時間に重点を置いてください。

最大2分。撮影する場所は実習1で撮影した場所のうちのひとつを使用するのが望ましいです。

3 / 少人数のグループでの実習

一つの場所を現在以外の時間(例えば過去)を感じさせるようにして撮影してください。

声や音、あるいは音楽など音響的な効果を使うのが有効かもしれません。しかし、強制ではありません。映像と音は同期させなくても構いません。

最大2分。

フィルム・エッセイ

一人の人物が自分の知っている場所に別の人物(複数でも可)を連れてくるという場面を撮影してください。

重要なのは、場所を訪れることで呼び起こされる登場人物の感情です。複数の人物が場所を訪れる場合はその内のひとりの感情にフォーカスしてください。三つの実習で体験したことを活かして撮影してください。

タイトルやクレジットを含め最大5分から10分。

ブログへの参加

10月末前までにして頂きたいこと

1. ワークショップの様子を写真とキャプションで紹介してください。

グループのメンバー、ワークショップを行っている場所、学校のある場所、ワークショップを行う教室、子供たちが実習に選んだ場所など。

一年を通して行って頂きたいこと

2. 実習の撮影の様子を写した写真とそのキャプション。

3. 実習で実際に使用した抜粋映像の場面写真とそのキャプション。

4. フィルム・エッセイの撮影の様子を写した写真とキャプション。

5. その他、何かアイディアがあれば提案してください。

場所に関する写真や絵画(今後ネットにアップロードされるものについて)

種類ごとに写真や絵画を分類し、その場所で起きたこと、もしくはこれから起きそうなことについて物語を考え、タイトルをつけ、音響について考える(ナレーションや環境音など)

その他の推奨課題

全編を鑑賞した映画作品の中から場所を選択し場面写真をピックアップ。選択した場面写真からそこに写されている場所をどういった視点から捉えることができるか想像する(登場人物によって視点は変わるかもしれないし、時間帯によって場所の持つ表情に変化が生まれるかもしれません)。

 

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